2002年 日韓ワールドカップの時、日本代表監督を務めたフィリップ・トルシエは、デンタルIQの重要性を説きました。日本人プレーヤーはまず歯を治すべきだ。歯が悪いと踏ん張りが効かず、力が出ない、すなわち良いプレーが出来ない、と。
そして時代は進み、プレーの質や強度はどんどん上がっています。これからの時代、より良いプレーをするためにはビジョンIQの要素が重要になってくるはずです。すなわち、より高度なスポーツビジョンが必要となるのです。
実際に、Jリーグや日本代表としてプレーしてきた選手や、Jリーグで監督も務めた指導者なども『目』の重要性、『見る』ことの重要性を説いています。(参考資料リンク参照)
そのスポーツビジョンの中でも特に、サッカーに特化したスポーツビジョン、すなわち『サッカービジョン』の習得を目指すのがこのサッカービジョンコースです。
対象は、サッカーチームに所属している10~15歳の男女。将来の夢や目標に向かって、より高いレベルを目指している選手には、ぜひ参加して頂きたいと思います。
高いレベルを目指すのであれば、一生の内で一度だけ訪れるゴールデンエイジ(10~13歳)、この時期にどれだけ上達できるかが大きな鍵となります。この時期に、サッカー選手としての基礎となるテクニックを全て身に付けていくのです。『即座の習得』と言われるほど上達が早く、目で見たプレーをすぐさま吸収し、体現できるのも特徴です。また、この時期に身に付けたテクニックは、歳を重ねて体力が衰えた後でも決して忘れることはありません。逆に、この時期を逃してしまうと、同じようにテクニックを身に付けることはほぼ不可能に近くなります。このように、サッカー選手にとって最も重要な時期になるのが、このゴールデンエイジなのです。
サッカービジョンコースはこのゴールデンエイジ、またポストゴールデンエイジと言われる10~15歳を対象としており、サッカービジョンを身に付けていくことで、サッカーのテクニック習得のために大きな役割を果たすだけでなく、その後にサッカー選手として完成されていく中で、サッカーIQや戦術眼としても大きく影響してくるでしょう。また、プレースタイルにも影響してくるはずです。
10歳の子どもが明確な夢や目標を持ち、そこから逆算して今自分が何をするべきかを判断する、それはとても難しいことかもしれません。しかし、ゴールデンエイジという重要な時期を逃してしまうと取り返しがつかない、というのも事実です。この事実を理解した上で、今何をするべきか?それを保護者や指導者が判断して、子ども達を導いてあげる事も必要になるでしょう。将来を見据えた上で、やれることは全てやっておくべきではないでしょうか。
サッカービジョンが伸びれば、全員が必ずプロのサッカー選手になれるというわけではありません。しかし、自分に適したサッカービジョンを身に付けていかない限り、自分のポテンシャルを最大限に引き出して、優秀なサッカー選手になっていくことは出来ないのです。
『良い準備』
サッカー界ではよく聞かれる言葉ですが、将来を見据えた『良い準備』をサッカービジョンコースでしていきましょう!
次に、サッカービジョンとはいったいどんな物なのか? サッカービジョンコースでどんなトレーニングをするのか? についてご案内していきます。